先日読んだ「微分積分はわかるとおもしろい」は、微分積分の初心者向けでしたが、次はその一歩先に当たる本を読もうと思い、この本を手にとってみました。

まずはこの一冊から 意味がわかる微分・積分 (BERET SCIENCE)
ベレ出版 (2012/3/1)
岡部 恒治 (著),‎    本丸 諒 (著)

目次

  1. 微分・積分のイメージをつかむ
  2. X^n の微分が全ての基本!
  3. sinとcos、対数を微分する
  4. 「極値」を極めよう!
  5. 微分の応用問題にチャレンジ!
  6. 積分だからできる面積計算
  7. ドーナツ型からカバリエリまで
  8. 微分に自信!4つの計算法則
  9. ニュートン近似が好きになる
  10. 微分方程式を楽しもう!

主な内容

微分積分を学びなおしたい、難しい計算のイメージが強いけれど、一体どういう意味があるのか分からない、という人向けに、微分積分の計算方法だけではなく、思考の楽しさ、すばらしさなどに触れながら、順を追って丁寧に解説している一冊です。

感じたこと

微分・積分の入門書といった感じの内容ですが、そこそこ踏み込んだ部分まで解説しているので、事前知識として、高校2年までの数学の知識が必要になるかなと感じました。かなり丁寧に解説はされていますが、別の公式に置き換えたり、そもそもの用語が分からないといった部分が結構あったため、若干ハードルは高いかもしれません。

終わりに

あくまでも高校レベルの微分積分ですので、すでに知っている方にとっては物足りないと感じるかもしれません。ですが、忘れてしまった微分積分を、もう一度学びなおそうと思っている方には、先日読んだ初心者向けの「微分積分はわかるとおもしろい」の次に読む本として、かなりオススメできると思います。ただ、ある程度高校数学の知識が要求されるため、その辺りも自信がないという方は、他の数学の本を経由してからのほうがいいかもしれません。

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