又吉直樹の「第2図書係補佐」に紹介されていた本、今回もとりあえずタイトルだけで選んでみました。

あらゆる場所に花束が… (新潮文庫)
新潮社 (2001/06)
中原 昌也   (著)

主な内容

第14回(2001年) 三島由紀夫賞受賞作。どこからか聞こえてくる「殺れ! 」の声。殺意と肉欲に溢れる地上を舞台に、物語は進む…。あらゆる人物が複雑に乱舞、絡み合いながら、前代未聞、仰天の結末へと突っ走る。

感じたこと

色んな人物の視点からの出来事が綴られているため、とにかく今誰視点で何が起こっているのかが、非常にわかりづらかったです。またそれぞれに人物のつながりも解説されていないので、ただただ意味不明という印象が強いです。小説慣れした人向けの作品かなと感じました。

終わりに

文章自体は、非常に引き込まれる描写になっているため、各場面を切り取って読めば、非常に興味が引かれる内容なのですが、とにかく各視点のつながりが記されていないので、普段小説を詠まない自分にとっては、内容を追う事自体が難しかったです。