今回は、老後に備えて身の回りのモノを減らしていく、という内容の一冊です。「人生の整理」とでも言うのでしょうか、年を重ねるごとに人付き合いも収入も減るので、それに見合ったモノだけを持って生活するということが紹介されています。

モノ・人・お金 自分整理のすすめ
KADOKAWA/中経出版 (2013/4/9)
阿部 絢子 (著)

主な内容

年を重ねるごとに、体力・気力とも衰えていきます。それなのにこれまでと同じ生活を送っていては、無理が生じてくるはず。そこで、少しずつ変わる自分の体力や気力に合わせて、暮らし方を変えてその後の人生を楽しく過ごすためのコツが紹介されています。

感じたこと

一旦自分をリセットし、心身ともにこれからの人生に備える、それを「自分整理」と呼んで、筆者がそれに向けて行ってきた様々な整理を紹介しています。私にとってはまだ先の話ではありますが、いずれ訪れるかもしれないと思うと、こういうことも大切だなと感じました。

終わりに

やや極端に感じるほど、自分整理を突き詰めている感じもしますが、無駄を省き、無理な人付き合いはせず、それでいてやりたいことにはお金を使う、そういったメリハリのある生活で人生を楽しむというのも、定年後の暮らしとしては、充実できるのかもしれません。そう思える一冊です。