今回は絵本です。私が小さい頃、タイトルと絵の奇抜さでかなり話題になった「となりのせきの ますだくん」です。当時、女の子と怪獣の表紙がなかなか異様で、設定も小学校だったこともあり、いろいろと話題になった記憶があります。

となりのせきの ますだくん (えほんとなかよし)
ポプラ社 (1991/11)
武田 美穂   (著)

主な内容

ますだくんシリーズの一冊で、女の子が小学校の隣の席の「ますだくん」という男の子にいじめられ、学校に行くのが嫌になるという内容です。自分をいじめる男の子が、女の子からすると怪獣のように映る様子や、学校へ行きたくないという気持ちなどが描かれています。

感じたこと

女の子の学校へ行きたくないという描写が、非常に心を揺さぶられました。私も子供のころは、学校へ行きたくないと思うことも多かったので、そのときの感情が少しだけよみがえってきました。
また、いじめっこを「怪獣」として表現しているところも非常にユニークで、他のシリーズもぜひ読んでみたいと感じました。

終わりに

当時、新しい絵本がやってきて、その表紙がなかなか異様だったこともあり、結構人気があった一冊だったのをにわかに思い出しました。小学校という社会の中に初めて入る子どもの気持ちをうまく表現していて、なかなか斬新な絵本だと思います。