去年、身内の病気などで最悪の場合も考えておかなければならないと思い、その際に必要になる手続きなどが分かりやすく解説されていそうな本書を見つけて手にとってみました。最初に目次を読んで、こんなにも沢山の手続きをする必要があるのかと感じましたが、その分知っておいたほうがいいと思い、本書を読み進めました。

大切な家族が亡くなった後の手続き・届け出がすべてわかる本
新星出版社 (2015/9/2)
関根俊輔 (監修),    大曽根佑一 (監修),    関根圭一 (監修)

主な内容

これまたタイトルズバリという内容です。家族に不幸が起こった時の法律的な手続きの仕方などが、かなり細かく解説されています。第1章ですぐに取り掛からなくてはならない手続きから始まり、章が進むに連れて時間的猶予のある手続きへと進んでいきます。チャート式で非常にみやすいのが特徴です。また、届出用の用紙の記入例なども載っています。

感じたこと

チャート式、用紙の記入例、挿絵を使った解説など、文字だけでなく視覚的にも分かりやすくなっています。実際に身内に不幸があったときに、順番に追っていけば滞りなく行えるようになっているので、礼服と一緒に一冊保管しておくと、いざというときに頼りになると思います。
ただ、分かりやすくするためにある程度省略されている部分もあるので、人によっては情報が足りないと感じる場面もでてくるかもしれません。あくまでも一般的な人が対象といった感じです。

終わりに

私には兄弟がいないので、両親にもしものことがあった場合は、自分が手続きをする可能性が非常に高いため、そろそろ知識として入れておきたいと思っていました。この手の話題は日本だとタブー視しがちな傾向にありますが、多くの人が経験することになる事柄なので、しっかりと情報を入れておきたいところです。いざそのときには精神的に動揺している可能性も考えられるので、こういったマニュアルがあると安心できるものです。